ゴーイングトゥベガス25(C)Japan Racing Horse Association
「セレクトセール2025」(15日、ノーザンホースパーク)
新種牡馬
イクイノックス産駒の高額落札が続く。当歳馬のセリが行われ、上場番号431番の「
ゴーイングトゥベガス25」(牡、父
イクイノックス)が4億5000万円(価格は全て税抜き)で落札された。落札者は「ホウオウ」の冠名で知られる小笹芳央氏。
小笹氏は「世界のY調教師のオススメで購入しました。血統背景も良く、調教師好みでぜひともということで男気を見せました。芝の中距離かなと思います」とウイットに富んだ表現で期待の大きさを口にする。矢作師は「お母さんが
ラヴズオンリーユーがBCを勝った時にハナを切っていた馬で、その時からいい馬だなと思っていました。
イクイノックスに似ていますが、母のいいところを受け継いでいると思います」と潜在能力の高さを評価していた。
注目の
イクイノックスの初年度産駒。この日は上場番号344番の「
ミッドナイトビズー25」がセレクトセール史上歴代3位タイとなる5億8000万円で落札され、上場番号401番の「
グローバルビューティ25」にも3億1000万円の値が付いた。「
ゴーイングトゥベガス25」はリザーブ価格(最低落札価格)が7000万円からスタートして、4億5000万円での決着となった。
母ゴーイングトゥベガスは21、22年の
ロデオドライブSを連覇した米G1馬。父の
イクイノックスは天皇賞・秋連覇や有馬記念、ドバイシーマクラシック、宝塚記念、
ジャパンCなどG1を6勝した。22、23年の年度代表馬で、23年のワールドベストレースホースランキングで1位を獲得。25年には顕彰馬に選定されている。
イクイノックスの当歳は24頭が上場されている。