関屋記念2025に出走予定のボンドガール(今年4月撮影、ユーザー提供:Maverickさん)
「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有する
ボンドガール(牝4、美浦・手塚貴久厩舎)が、関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
ボンドガールは父ダイワメジャー、母コーステッド、母の父
Tizwayの血統。母は16年のBCジュベナイルフィリーズターフの2着馬。半兄の
ダノンベルーガは22年の共同通信杯覇者で、23年のドバイターフで2着になるなど、古馬中距離戦線で活躍中だ。また、半弟の
ダノンヒストリーは先月の2歳新馬を圧勝し、早くもクラシック候補と騒がれている。22年のセレクトセール1歳では2億1000万円(税抜)の高値で取引された。
ここまで10戦1勝。重賞では9戦して昨年の秋華賞など2着が5回、3着が1回。前走のヴィクトリアマイルでは16着に大敗したが、GIIとGIIIに限ると【0-5-1-1】で一度も掲示板を外していない。当然、GIIIの今回は牡馬相手でも巻き返し必至だ。
藤田晋オーナーはこれまで
ジャングロ、
フォーエバーヤング、
シンエンペラー、
エリキングで国内外の重賞を11勝しているが、意外にも牝馬では未勝利。ここでオーナーに「初勝利」を届けるとともに、「最強の1勝馬」の異名を返上してほしい。