「東海S・G3」(27日、中京)
昨年まで「プロキオンS」として行われていたが、今年からレース名が「東海S」に改称され、2週繰り下がった。
破竹の4連勝で重賞の舞台に挑むのが
ビダーヤだ。1週前追い切りは、栗東CWで6F85秒5-11秒4をマーク。目立つほどの時計ではなかったが、最後までしっかりとした脚取りで駆け抜け、態勢は整ってきた。ダートに転じて4戦無敗と素質が開花。まだ底を見せておらず、ここも難なく突破して、重賞ウイナーへと一気に駆け上がる。
東京スプリントで交流重賞2勝目を手にした
エートラックス。ハナを奪うかのような勢いだったが、逃げ馬を行かせて2番手へ。楽な手応えのまま直線に向いて先頭に立つと、最後は猛然と追い込む
サンライズホークの追撃を首差で封じ込めた。ダート1400メートルは(3・1・1・0)と最も得意としている舞台。重賞連勝が視野に。
東京スプリントは追い込み届かず2着に敗れた
サンライズホーク。交流重賞3勝の実力馬。コース相性がいい中京で、惜敗続きに終止符を打つ。
このままでは終われないのが
ヤマニンウルス。デビュー5連勝でプロキオンSを制して、一時は“砂の怪物”と騒がれたが、昨年の名古屋大賞典からまさかの4連敗。立て直された効果に期待したい。