今週末日曜、中京競馬場で行われる名鉄杯(3歳上・L・ダ1800m)。当地の名物競走として知られる一戦では、今年も「名鉄ブラスバンド部」により、名鉄特急の
ミュージックホーンをモチーフにした生ファン
ファーレが披露される。人気が高い一曲だが、元になった
メロディーを知らない競馬ファンも居るのではないか。そこで今回は、同部から音源の提供をいただき、演奏されるファン
ファーレと、電車に搭載される
ミュージックホーンを聴き比べてみよう。
ミュージックホーンとは、車でいうクラクションの役割を果たす。違いは、数秒から数十秒の間、音楽を奏でるように鳴るところ。同社の保有車両では、中京競馬場に展示されている7000系
パノラマカーに初めて搭載され、以来数多くの電車で“演奏”されてきた。名鉄社員や沿線住民だけでなく、全国の鉄道ファンにとって、名鉄を象徴する「音」になっている。
ファン
ファーレと
ミュージックホーンを聴き比べると、まったく遜色のない音色。ファン
ファーレ部分においては、赤い車体が駆け抜けていく様が容易に想像できた。名鉄ブラスバンド部に所属する高尾祐輝さんは、「少し離れた客席のほうからファン
ファーレを聴いていただけると、音の偏りがなく、スピーカーからも音が聴こえて、実際の
パノラマカーのような聴こえかたになるのでおすすめです」と笑顔で語った。