CBC賞2025に出走予定のシュトラウス(撮影:下野雄規)
23年の東京スポーツ杯2歳Sを制した
シュトラウス(牡4、美浦・武井亮厩舎)が、CBC賞(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞2勝目を狙う。
シュトラウスは父
モーリス、母ブルーメンブラット、母の父アドマイヤベガの血統。母は08年のマイルCSと府中牝馬Sの覇者。伯父の
ジョイフルハートは08年の北海道スプリントCを制している。
ここまで10戦3勝。2歳時に東京スポーツ杯2歳Sを制覇。しかし、その後は極度の掛かり癖がネックとなって結果が出なかった。ようやく復調を示したのは3歳秋。始動戦のオーロCで2着に健闘すると、4歳初戦の白富士Sで待望の3勝目を手にした。前走の
エプソムCでは力みながらの逃げで13着に終わったが、そういう意味では今回、初の1200mがプラスに出る可能性は十分にある。
クラシックの登竜門として知られる東京スポーツ杯2歳Sだが、実は後にス
プリンターとして頂点を極めた馬もいる。97年のキングヘイロー、01年のアドマイヤマックスは高松宮記念を制覇。98年のアドマイヤコジーンは02年に阪急杯を制し、高松宮記念で2着となった。
シュトラウスは偉大な先輩に続けるかどうか。東京スポーツ杯2歳Sの覇者として、史上4頭目のス
プリント重賞ウイナーとなることを期待したい。