【エルムS展望】好走傾向がはっきりしたレースで妙味も十分

2025年08月05日 06:00

エルムSに出走予定のテーオードレフォン(c)netkeiba

 札幌ダート1700mという特殊な舞台設定で行われるエルムS。秋の飛躍を目指して実力馬たちが今年もエントリーしている。過去のデータからは、特定の年齢や脚質に好走傾向が見られ、今年も波乱の可能性を秘めている。

1.好成績を残す5歳馬、苦戦傾向の7歳以上

 過去10年の馬齢別成績を見ると、5歳馬が[6-4-4-23]で複勝率37.8%と非常に高い数値を記録している。単勝回収率も184%と優秀で、馬券の中心はこの世代から狙うのがセオリーと言えるだろう。4歳馬も[3-2-0-16]で勝率14.3%、単勝回収率136%と優秀。対照的に、7歳以上は[0-2-1-35]で複勝率わずか7.9%。若い馬を狙いたい。

2.前走4角2、3番手が狙い目

 過去10回の前走の4コーナー通過順位別の成績では、3番手だった馬が[2-2-2-8]で複勝率42.9%、複勝回収率223%と驚異的な数字を叩き出している。また、2番手だった馬も[2-2-3-14]で複勝率33.3%、単勝回収率182%と優秀。好位で競馬を進め、粘り込めるタイプの馬が好成績を収める傾向にあり、馬券的にも非常に妙味がある。一方で、前走で4角先頭だった馬は[1-1-2-21]で複勝率16.0%、複勝回収率37%と振るわない。

3.前走マリーンS組が断然

 前走でマリーンSを使われた馬が過去10回で[7-3-3-33]で勝率15.2%、単勝回収率も121%と断然の実績を誇る。他では前走・平安S組も[1-1-2-5]で複勝率44.4%、複勝回収率も175%と数は少ないながらも率は非常に優秀。逆に前走が帝王賞やかしわ記念などJpnIを使われた馬は案外で、過去10回では馬券に絡んでいない。

 テーオードレフォンは、過去10年で7勝を挙げる最重要ステップレースであるマリーンSからの参戦。同レースを2着しており、ローテーションとしてはこれ以上ない臨戦過程だ。さらに、前走の4角通過順は3番手で、これも好走傾向に当てはまる。6歳という年齢は割引材料だが、それを補って余りある好データが揃っており、ここは好走を期待したい。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。