24日、札幌競馬場で行われたサマー2000シリーズ第4戦・第44回札幌記念(3歳上、GII・芝2000m)は、横山典弘騎手騎乗の5番人気{horse=2004103279:タスカータソルテ}(牡4、栗東・藤原英昭厩舎)が、中団後方から直線で豪快に追い込むと、早め先頭から完全に抜け出していた1番人気マツリダゴッホをゴール前でクビ差交わして優勝した。勝ちタイムは1分58秒6(良)のコースレコード。さらに1.1/4馬身差の3着には3番人気フィールドベアーが入った。
勝ったタスカータソルテは、父ジャングルポケット、母がJRA4勝のブリリアントカット(その父ノーザンテースト)という血統。半姉に02年府中牝馬S(GIII)2着のジェミードレス(父トニービン)がいる。06年8月のデビューから2戦目で初勝利を挙げ、続く福寿草特別(500万下)も連勝。京都新聞杯(GII)で重賞初制覇を飾り、その後は勝ち星から遠ざかっていたが、今年3月の中京記念(GIII)で重賞2勝目を飾った。前走の函館記念(GIII)は7着。通算成績15戦5勝(重賞3勝)。
鞍上の横山典弘騎手はサンライズマックスで制したエプソムC(GIII)に続く今年のJRA重賞7勝目で、通算101勝目。管理する藤原英昭調教師はエイジアンウインズで制したヴィクトリアマイル(GI)に続く今年のJRA重賞4勝目で、通算では16勝目となった。
なお、これまでのレコード(基準タイム)は90年7月1日にグレートモンテが記録した1分58秒9(良)で、今回これを0.3秒更新した。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。