キーンランドC2025に出走予定のナムラクララ(c)netkeiba
23年覇者
ナムラクレアの半妹である
ナムラクララ(牝3、栗東・長谷川浩大厩舎)が史上初となるキーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)のきょうだい制覇を狙う。
ナムラクララは父
アドマイヤマーズ、母サンクイーンII、母の父Storm Catという血統。半姉
ナムラクレアは23年キーンランドCや24年阪神Cなど重賞を5勝しており、GIでも2着と3着に3回ずつ入っている名ス
プリンターである。その姉はスプリンターズSに参戦予定で悲願のGI制覇を目指す。
一方、妹はここまで7戦3勝。昨年9月に中京の新馬戦を勝った後、1勝クラスでは惜敗が続くも紅梅Sで再び白星をあげた。重賞初参戦となったチューリップ賞では1着と0秒3差の5着と健闘。桜花賞にも参戦したのち、距離を短縮して芝1200mのTVh杯へ挑んだ。道中は番手につき、残り200m付近で先頭に立つ盤石な走りで3戦ぶりの勝利。今回は初めてス
プリント重賞へ挑戦するが、快勝した前走と同じ距離であることはプラス材料といえよう。
キーンランドCのきょうだい制覇はいまだなく、
ナムラクララが勝利すれば96年の創設以来初。同馬の重賞初制覇とともに史上初の記録達成にも期待したい。