夏競馬で唯一のG2「第61回札幌記念」はサマー2000シリーズ第4戦。G1馬ステレンボッシュが参戦し、北の大地で熱い戦いが繰り広げられる。

　本命はヴェローチェエラだ。4度目の重賞チャレンジとなった前走・函館記念で待望のタイトルを獲得。中団の外から早めスパートをかけ、1馬身半差の快勝。勝ち時計の1分57秒6は1988年の勝ち馬サッカーボーイが記録したレコードを0秒2上回った。初めての洋芝をあっさり克服。地力強化ぶりがうかがえる勝利となった。

　その後は短期放牧を挟み、函館滞在で調整を積み重ねてきた。1週前は佐々木を背に函館芝コースでいっぱいに追われ、5F65秒8〜1F11秒7。僚馬に半馬身遅れたが、追走した分を考慮すれば上々の動きだった。2000シリーズ王者へ向けて、万全の態勢で臨む。馬連(10)→(1)(3)(5)(8)(12)(15)(16)。