新潟2歳S2025に出走予定のフェスティバルヒル(今年6月撮影、ユーザー提供:Daigoさん)
今年の皐月賞を制した
ミュージアムマイルの半妹となる
フェスティバルヒル(牝2、栗東・四位洋文厩舎)が、新潟2歳ステークス(2歳・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
フェスティバルヒルは父
サートゥルナーリア、母ミュージアムヒル、母の父ハーツクライの血統。母はJRAで3勝。半兄の
ミュージアムマイルは今年の皐月賞馬。4代母は名繁殖牝馬の
ハッピートレイルズなので、93年のマイルCS覇者の
シンコウラブリイ、24年のオークスと秋華賞を制した
チェルヴィニアと同じ一族となる。
ここまで1戦1勝。6月の阪神芝1600mでデビュー。やや出遅れたが、好位直後の外を確保。手応え良く直線に向くと、何度も手前を替える若さを見せながら、圧倒的1番人気に応えてデビュー勝ちを果たした。スローペースとあって勝ち時計は平凡だったが、まだまだ伸び代あり。兄と比べるのは早計でも、かなりの素質を秘めていることは間違いない。
ここであっさりと重賞初制覇を果たし、早くも三冠路線出走に当確ランプを灯すか。世代屈指の良血牝馬の走りを楽しみにしたい。