調教騎乗を再開した柴田善臣騎手(カメラ・荒牧 徹)
左肩負傷による手術やリハビリのため昨年12月から戦列を離れている柴田善臣騎手=美浦・フリー=が8月20日、美浦トレセンで調教騎乗を再開した。
タイムトゥヘヴンなど3頭の追い切りにまたがり、順調な回復ぶりをうかがわせた。
追い切り前日の19日から騎乗を再開したJRA最年長ジョッキーは「昨日、久々に乗って意外といい感覚で乗れたし大丈夫かなと。昨日から乗ったから筋肉痛は明日かな(笑い)」と軽快なトークで報道陣を笑わせた。「今のところ(負傷箇所は)全然大丈夫。休む前よりもいい状態で復帰できる」と自信をにじませた。
手術後は患部を動かすことができなかったため、頭を洗うこともシャワーを浴びることも、着替えにも苦労したという大ベテラン。久々の馬上は「気持ちいいし(馬と)コンタクトを取って何を考えているのか感じるのが楽しい。すごく良かった」。今後は秋の中山での実戦復帰を目標にする。