グランマエストロの母グランアレグリア(撮影:下野雄規)
名牝
グランアレグリアの初仔となる
グランマエストロ(牡2、美浦・木村哲也厩舎)が、今週末に新潟芝1400mでデビュー予定。そこで今回は1400mで初陣を迎え、かつ後に2000m以上のGIを制した名馬を見ていきたい。
該当馬は数多いが、最初に取り上げるべきは
アーモンドアイだろう。2歳夏に新潟芝1400mでデビューし、
ニシノウララから2馬身差の2着に敗退。しかし、その後は2戦目から破竹の7連勝で牝馬三冠、さらには
ジャパンCとドバイターフも勝利。5歳末の引退までにGI・9勝を挙げた。もう1頭、牝馬で挙げるなら
メイショウマンボだ。2歳秋に京都芝1400mでデビュー勝ち。3歳時にはオークス、秋華賞、エリザベス女王杯を制し、最優秀3歳牝馬に選ばれた。
牡馬の代表格は
モーリスだ。2歳秋に京都芝1400mの新馬をレコード勝ちし、15年1月から更に素質が開花。1600mから2000mでは無類の強さを誇り、GI・6勝を挙げた。今は種牡馬として人気を集めている。最後に
ドリームジャーニーも見ておこう。06年9月に新潟芝1400mでデビュー勝ち。2歳時に朝日杯FS、5歳時に宝塚記念と有馬記念を制するなど、個性的な名馬としてファンを魅了した。
オルフェーヴルの全兄としても知られ、種牡馬としても
ヴェルトライゼンデや
スルーセブンシーズなどの活躍馬を送り出した。