バデル騎手騎乗のストームサンダーが直線抜け出す(カメラ・高橋 由二)
8月23日の札幌9R・クローバー賞(2歳オープン、芝1500メートル=9頭立て)は単勝4番人気の
ストームサンダー(牡、栗東・安達昭夫厩舎、父
ヘンリーバローズ)が直線で突き抜け、未勝利馬ながら4馬身差の圧勝劇を演じた。なお、単勝1番人気だった
スターオブロンドン(牡、栗東・矢作芳人厩舎、父
タワーオブロンドン)は4着だった。勝ち時計は1分29秒7(良)。
道中はJRA勢による息の入らない先攻争いを後方から追走。勝負どころでジワッと位置を押し上げると、外へ持ち出した直線で一気にはじけ、内の馬群を飲み込んだ。
同馬はデビューから2、4、6、3着と勝ち切れなかったが、格上挑戦での完勝。騎乗したアレクシ・バデル騎手は「道中は馬のリズムで運んで、それが最後の脚につながりました。今日はすごくいい走りをしてくれました」と満足そうに振り返っていた。