日本海S2025に出走予定のゲルチュタール(今年3月撮影、ユーザー提供:でぃすぺるさん)
青葉賞3着の
ゲルチュタール(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)が、土曜新潟11Rの日本海ステークス(3歳上・3勝クラス・芝2200m)で勝利を狙う。
ゲルチュタールは父
ブリックスアンドモルタル、母キラービューティ、母の父ゼンノロブロイの血統。母はJRAで4勝。祖母の
キラーグレイシスは11年の
ハリウッドスターレットSの勝ち馬。叔父の
キラーアビリティは21年のホープフルS、22年の中日新聞杯の覇者で、同じく
ジェイパームスもオープンまで出世している。
ここまで6戦3勝。4走前の京成杯を除く5戦は馬券圏内を確保している。3走前のゆきやなぎ賞を快勝。続く青葉賞は僅差の3着で惜しくも日本ダービー出走を逃したが、その悔しさを晴らすように前走の三田特別を圧勝した。今後の成長次第では、最後の一冠でも面白い存在となるだろう。
日本海Sの勝ち馬は23年の
ドゥレッツァ、24年の
ヘデントールと2年連続菊花賞で連対している。それだけに勝てば今後に弾みがつくことは間違いなし。コンビ結成時に3戦3勝の坂井瑠星騎手を背に迎え、秋の京都が楽しみになる走りを見せてほしい。