白川郷S2025に出走予定のグラヴィス(24年5月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん)
海外G1勝ち馬2頭の半弟となる
グラヴィス(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)が、日曜中京10Rの白川郷ステークス(3歳上・3勝クラス・ダ1900m)で連勝を狙う。
グラヴィスは父ハーツクライ、母ラヴズオンリーミー、母の父Storm Catの血統。半兄の
リアルスティールは16年のドバイターフなど重賞を3勝。半姉の
ラヴズオンリーユーは19年のオークス、21年のクイーンエリザベスII世C、BCフィリー&メアターフ、香港Cと国内外のGIを4勝している。21年のセレクトセール当歳で2億8000万円(税抜)で取引された。
芝では1勝クラスで足踏みしていたが、思い切って砂に活路を求めたことが正解だった。初ダートの8走前に2勝目をゲット。昇級後はクラスの壁を感じさせる走りが続いたが、前走で待望の3勝目を手にした。当時は相手に恵まれた印象が強く、昇級して即通用となると微妙だが、着実に力を付けていることも確かだ。今回は試金石といえる一戦。願わくは血統馬らしい走りで、一気のオープン入りといきたい。