「中京2歳S・G3」(31日、中京)
開業年の23年に12勝、2年目の昨年が15勝、そして今年は早くも21勝を挙げ、確実に
ステップアップする西園翔厩舎。6度目の重賞挑戦に
ジュジュドールを送り出す。
小倉芝千二での新馬戦が逃げ切り勝ち。少し促した程度でハナに立ち、2着馬に2馬身半差をつけて楽々と押し切った。勝ち時計こそ1分11秒2と平凡だが、西園翔師は「時計は速くないけど、最初から最後まで余裕だった。少しも本気で走っていない。力を出し切った感じではない」と勝ちっぷりを評価する。
ファースト
インプレッションで重賞を意識したという。「1歳の時からいい馬でした」と目尻を下げるトレーナー。新馬戦を勝利で飾り、続く舞台には距離が1F延びる中京2歳Sを選択した。「千四までは持つと思う。お母さんは千二だけど、父が
レイデオロ。その走りからも距離には融通がありそう」。管理する
ウイントワイライトが同じ
レイデオロ産駒で、デビューからダート千四、芝千四と連勝。その経験則からも1F延長をこなせると期待する。
1週前追い切りでは栗東坂路で4F50秒5と自己最速を2秒も短縮する好時計をマークした。「新馬戦がある程度仕上がりも良かったので、そう大きくは変わってはいないけど、順調なのがいい」と指揮官。厩舎初の重賞タイトルをつかみ取る。