初戦から好走が期待されるマジカルアメジスト(撮影・石湯恒介)
「新馬戦」(31日、中京)
攻め気配の良さに期待が高まる。
マジカルアメジスト(牝2歳、父
シスキン、栗東・吉岡)が日曜中京5R(芝2000メートル)でデビューする。母スペルオンミーはダートの短距離で3勝を挙げ、半姉に芝の中距離2勝馬
エルフストラックがいる血統。初年度産駒だった現3歳世代から阪神JF3着の
テリオスララが出るなど、
シスキン産駒はJRA勝ち鞍は全て芝で千四から二千まで幅広く勝っている。
23日には栗東CWの3頭併せで6F82秒1をマークし、同じ2歳で既にデビューしている
オラヴィンリンナに1馬身先着。特筆すべきはラスト2Fで、11秒5-11秒1の鋭さだ。
吉岡師は「跳びが大きくてシュッとは動けないけど、ラストは瞬発力を見せた」と満足げ。さらに、「これぐらいの距離が合っていると思うし、気性面も難しいところは感じない。平均的に身体能力が高い。攻め通り走れば」と高く評価する。十分な乗り込み量と質のいい動きで初戦からエンジン全開といく。