今週の日曜日は、新潟競馬場で新潟記念(GIII)が行われます。
新潟記念はサマー2000シリーズの最終戦となります。新潟記念の出走馬でシリーズランキング上位に入っているのは1位タイの
ヴェローチェエラ、3位タイの
コスモフリーゲン、7位タイの
シェイクユアハート。
現在1位タイの
ヴェローチェエラは1着になれば単独でのシリーズ制覇となります。2着以下に敗れた場合でも
コスモフリーゲンや
シェイクユアハートなどの順位次第で単独優勝が決まります。
3位タイにつけている
コスモフリーゲンは最低でも3着以上が条件。1着になれば自力でシリーズ優勝を決められますが、2着や3着になった場合は相手の着順次第となります。7位タイの
シェイクユアハートは1着になることが最低条件で、
ヴェローチェエラや
コスモフリーゲンなどの結果次第となります。
サマー2000シリーズ制覇に近いのは
ヴェローチェエラ、
コスモフリーゲンになりそうですが、今年の新潟記念は
グレード別定となり、大きな舞台で実績を残している馬も参戦するため、簡単には勝たせてもらえないメンバー構成になっています。
今年の新潟記念ではヴィクトリアマイル(GI)で好走した
クイーンズウォークや
シランケド、安田記念(GI)で上位入線している
ブレイディヴェーグ、3戦3勝で青葉賞(GII)を制した
エネルジコなどの実力馬が出走予定となっています。
例年以上に豪華なメンバーとなった今年の新潟記念。サマー2000シリーズに参戦していた馬が勝利を掴むのか、それとも春の大舞台で結果を残した馬が意地を見せるのか。そんな新潟記念で、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆秋の
ビッグタイトル制覇へここでは負けられない
今週の新潟記念でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想される
クイーンズウォークでした。
週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転し
クイーンズウォークに高評価が与えられました。
クイーンズウォークは重賞で3勝を挙げている実力馬。その3勝は24年クイーンC(GIII)、同ローズS(GII)、25年金鯱賞(GII)とすべて左回りで挙げています。左回りでは5戦3勝2着1回。唯一の着外は24年のオークス(GI)ですが強敵相手に見せ場十分の4着と善戦。左回りでは大きく崩れていないのが本馬の特徴のひとつです。
今回の舞台となる新潟には初出走となりますが、実績十分の左回りならば問題ないはずです。しっかりと脚を溜めれば切れ味鋭い末脚を繰り出すことができますし、直線の長い外回りも歓迎材料と言えるでしょう。
近走もヴィクトリアマイルで2着、牡馬相手の金鯱賞で優勝と力のあるところを見せていますし、このメンバー相手でも地力は上。力通りに走れれば自ずと結果はついてくるはずです。
状態面もこの中間の動きから不安は感じられません。ウッドコースで行われた1週前追い切りでは切れ味十分の動きで楽々と先着。最終追い切りは坂路コースで軽めの内容ではありましたが、力強い走りで駆け上がっていましたし仕上がりに不足はなさそうです。最終追い切りで負荷をかけなかったのは2000mでリズムよく運ぶことをイメージしたためと陣営は話していますし、万全の態勢で出走してくるのは間違いなさそうです。
クイーンズウォークはデビューから注目を集めていた1頭ですが、これまでのGIでは優勝できていません。今回の新潟記念を使った後は秋の大舞台が待っていますし、悲願の
ビッグタイトル制覇を成し遂げるためにも、ここは負けられない一戦になるのではないでしょうか。