セントウルS2025に出走予定のジャスティンスカイ(24年5月撮影、ユーザー提供:oneさん)
「西のトップトレーナー」友道康夫調教師が、セントウルステークス(3歳上・GII・芝1200m)の
ジャスティンスカイ(牡6)でス
プリント重賞初制覇を狙う。
友道調教師は63年8月11日生まれ、兵庫県出身の62歳。浅見国一厩舎、松田国英厩舎の調教助手を経て、02年に開業した。JRA通算5371戦787勝。JRAの重賞は76勝。同じくGIは日本ダービーを16年の
マカヒキ、18年の
ワグネリアン、22年の
ドウデュースで3勝するなど、池江泰寿調教師と並んで現役トップタイの23勝。海外でも17年の首G1・ドバイターフを
ヴィブロス、19年の香G1・香港マイルを
アドマイヤマーズで制しており、誰もが認める西のトップトレーナーだ。
セントウルSには
ジャスティンスカイで挑む。24年の鞍馬S、今年の
モルガナイトSとオープン2勝の実力馬。前走のCBC賞は8着だが、スローペースの外枠がアダとなったか。着差は僅かに0秒4だったので、決して悲観する内容ではなかった。安定して走れるタイプではないものの、外差しが決まる展開になれば好勝負になっていい。
意外に思われるかもしれないが、友道調教師は短距離重賞に縁がない。これまでJRAの1400m以下の重賞には延べ23頭を送り込み、12年の京王杯ス
プリングCの
レオプライム、18年のフィリーズレビューの
アンコールプリュの2着が最高。1200mに限ると同じく7頭で、17年の函館2歳Sの
デルマキセキの4着がキャリアハイとなっている。ここで遂にス
プリント重賞初制覇となるか。そういった視点でも要注目の一戦となる。