札幌2歳S2025に出走予定のロスパレドネス(今年6月撮影、ユーザー提供:EnjoyTimesさん)
22年の皐月賞を制した
ジオグリフの全弟となる
ロスパレドネス(牡2、美浦・木村哲也厩舎)が、札幌2歳ステークス(2歳・GIII・芝1800m)できょうだい制覇を狙う。
ロスパレドネスは父
ドレフォン、母アロマティコ、母の父キングカメハメハの血統。母は14年の巴賞の勝ち馬。惜しくも重賞には手が届かなかったが、12年の秋華賞と13年のエリザベス女王杯が3着、14年のクイーンSが2着だった。そして全兄の
ジオグリフは22年の皐月賞、21年の札幌2歳Sの勝ち馬。近親には
アルバートや
インティライミ、
サンバレンティンや
プレミアムボックスなどの活躍馬が並ぶ。馬名の意味由来は「
ピラミッド遺跡がある
ナスカの町名」。(有)サンデーサラブレッドクラブにおいて総額7000万円で募集された。
6月福島の芝1800mでデビュー。道中は中団で促しながらの追走だったが、徐々にポジションアップ。直線では一枚も二枚も上の決め手で突き抜けた。あの走りを再現できれば、相手強化のここでも十分に好勝負になるはずだ。
札幌2歳Sのきょうだい制覇となれば、87年の兄
ミヨノスピード→88年の弟
ミヨノゴールドに続いて2組目だ。兄に続くデビュー2連勝での戴冠を果たし、秋以降の大舞台に羽ばたいてほしい。