「京成杯AH・G3」(9月6日、中山)
ベストのマイル戦から再出発を図る
エリカエクスプレス。前走のオークスはマイペースで逃げたが、直線で失速。明らかに距離が長かった。夏場を休養に充て英気を養い、1週前追い切りは、美浦Wの3頭併せで併入と態勢は整いつつある。デビュー2連勝を飾り、桜花賞で1番人気に支持された素質馬。古馬撃破で春の悔しさを晴らす。
巴賞は首差及ばず(2)着に敗れた
コントラポスト。1週前追い切りは、美浦Wで6F87秒1-11秒3をマーク。併せ馬で併入を果たして、気配自体は悪くない。中山マイルはダービー卿CT2着を含めて【2・2・2・1】のコース巧者。重賞初Vへ機は熟した。
ダービー12着以来の復帰戦に臨む
カラマティアノス。1週前追い切りは、美浦Wで6F83秒6-11秒4を計時し、併せ馬で0秒5先着。ラストの伸びは上々で仕上がりは良好だ。共同通信杯では
マスカレードボールの2着と実力は世代屈指。古馬初対戦でも楽しみだ。
昨年は14番人気で2着し、波乱を演出した
タイムトゥヘヴン。1週前追い切りは美浦Wの併せ馬で0秒7先着。ここを目標にきっちり仕上げてきた。鞍上には左肩のケガで、戦列を離れていた主戦の柴田善が復帰。ベテランコンビが、秋の中山で存在感をアピールする。
シリーズ3戦目の中京記念で3着に食い込んだ
ジューンオレンジ。4角1、2番手の馬が入れ替わっただけの先行決着のなか、中団からメンバー最速タイの上がりで上位2頭に迫った。ポイントランキングでは9位タイだが、Vなら逆転優勝となるだけに力が入る一戦だ。