現2歳世代の新馬戦で7勝を挙げている
モーリス産駒から、また大物候補が登場する。日曜阪神5R(芝1800メートル)でデビュー予定の
アルヴァンドルード(牡=池添)は先月28日、CWコースでの1週前追い切りで6F83秒2〜1F10秒9と強烈な瞬発力を発揮。リステッド2勝の実力馬
エアファンディタに追走先着した。この日、ラスト1Fを10秒台で駆け抜けたのは古馬を含めても同馬のみ。森階助手は「ゲート試験を合格してから一日一日、一歩ずつ覚えてくれて賢い馬だと思う」と目を細める。
母ティグラーシャも池添厩舎に所属して3勝を挙げた。池添師は「初子で体は大きくない(約450キロ)けど、きゃしゃだった母よりしっかりしている。気性的に扱いやすくて、ムキになるところもない」と評価する。母が2勝を挙げた、ゆかりのコースで迎えるデビュー戦。「操縦性が良くて、動きはいい。中距離を走れそうな感じ」と指揮官は前向きな言葉を並べた。