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セントウルS・G2」(7日、阪神)
京王杯SCを制して重賞5勝目を決めた
トウシンマカオ。6歳秋を迎えた今もなお、短距離戦線の
トップランナーだ。スタートダッシュを決め、さらなる飛躍を目指す。
始動戦に選んだのは連覇が懸かる
セントウルS。京王杯SC後に早めに夏休みに入って秋に備えたのは同じだが、昨年は6着から挑んだのに対し、今年はレコードVを決めて臨む一戦。コースは昨年の中京から、改修工事を終えた阪神芝6F戦に戻る。2戦2勝と好相性で、舞台も申し分ない。先月27日の美浦Wでの1週前追いを見届けた高柳瑞師は「こっちはWコースが(今は)左回りで、モタれるところがあるが、それはいつも通り。右回りになるのはいいこと」と歓迎した。
乗り込みは順調だ。
サルサロッサ(6歳障害オープン)の内から2馬身半抜け出した動きについてトレーナーは「いつも通り。放牧から早め入厩で、体重も減っている。衰えなくきています。もちろん目標はその先ですが」と順調な調整過程に胸を張った。悲願のG1制覇へ向けて、狙うのは始動戦の
ロケットスタート。そのイメージはしっかりとできている。