御宿特別2025に出走予定のガルサブランカ(今年4月撮影、ユーザー提供:Nadepaさん)
名馬
イクイノックスの半妹となる
ガルサブランカ(牝4、美浦・木村哲也厩舎)が、日曜中山9Rの御宿特別(3歳上牝・2勝クラス・芝1600m)で3勝目を狙う。
ガルサブランカは父
キズナ、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイローの血統。母は15年の
マーメイドSの覇者。そして半兄の
イクイノックスは22年と23年の天皇賞(秋)を連覇するなど、GIを6勝した歴史的名馬。また、同じく
ヴァイスメテオールは21年のラジオNIKKEI賞を制している。馬名の意味由来は「白鷺(西)。母名より連想」。シルクホースクラブにおいて総額7000万円で募集された。
ここまで9戦2勝。23年8月にデビュー勝ち。クラシック候補と目されたが、2戦目以降はベゴニア賞で2着、桜花賞
トライアルのチューリップ賞で8着に終わり、春2冠は断念した。その後も自己条件で5着、3着、4着、3着と苦戦が続いたものの、前々走で待望の2勝目をゲット。ただ、昇級戦の前走では9着に敗退。まだまだ血統のポテンシャルほど走れていない印象がある。
もちろん、このまま2勝クラスで足踏みするわけにはいかない。今回は前々走と同じ中山芝1600mが舞台。加えて鞍上も当時の戸崎圭太騎手に戻る。3勝目をつかみ取り、是非とも秋競馬に弾みをつけてほしい。