2頭併せで順調な仕上がりを示したピックデムッシュ(左)
「セントライト記念・G2」(15日、中山)
得意の舞台で重賞Vを狙う
ピックデムッシュは10日、美浦Wで
サトノラポール(3歳1勝クラス)と併入。6F85秒2-37秒9-11秒7と目立つ時計ではなかったものの、軽く仕掛けた程度で、最後まで余裕のある動きを見せた。鹿戸師は「追い切りは渋いけど、軽く走っていた。いいケイコができたし、仕上がりは問題ない」と約3カ月ぶりの実戦でも力を出せる状態にあることを強調した。
前走は2勝クラスで同レースに出走する
ヤマニンブークリエの2着に敗れたが、師は「前走は斤量差があった上に、勝ち馬に内をすくわれた形になったからね」と分析。通ったコースの違いと2キロのハンデ差があり、悲観はしていない。今回の舞台は2戦2勝。「コースの相性はいいし、春よりも成長しているので楽しみです」と重賞初挑戦での初制覇に期待した。
◆調教診断 馬体に関しては、春よりもしっかりしていて、全体的に
パワーアップしている印象だ。その効果が追い切りの動きに出ている。もともとケイコ駆けするタイプではないが、併せ馬で余裕のある動きを見せており、6F85秒2-37秒9-11秒7の時計もこの馬としては十分なもの。力を出せる仕上がりにある。