関東若手のホープが戻ってくる。6月22日の函館競馬で落馬し、戦線を離脱していた長浜鴻緒騎手(19)=美浦・根本=が13日から調教騎乗を再開。17日朝も元気な姿を見せた。長浜は「復帰初日は筋肉痛になりましたが、徐々に体も慣れてきました。乗っている時の違和感はほとんどありません」と“全快”をアピールした。
落馬事故では左手首と左足親指を骨折。左手首は手術を受けた。休養中には海外へ渡り、日本馬も出走した英インターナショナルSやジャックルマロワ賞を現地観戦。「行って良かったです。かなり刺激になりました。実際に乗ったわけではないですが、いろいろな人の話を聞き、海外騎手の拳の使い方や乗り方を勉強することができました」と大きな収穫を得た。
負傷前は18勝を挙げ、ルーキーイヤーの昨年19勝を上回るペースで白星を重ねていた。「まずは感覚を戻すのが一番。気をつけながら戻していって、ここから挽回できるように頑張りたい」ときっぱり。順調なら27日からの実戦復帰を予定。若き才能がターフに戻る日が待ち遠しい。