スプリンターズS2025に出走予定のダノンマッキンリー(24年8月撮影、ユーザー提供:zatsumuさん)
「東のレジェンド」横山典弘騎手が
ダノンマッキンリー(牡4、栗東・藤原英昭厩舎)でスプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)の26年ぶり2勝目を狙う。
横山典弘騎手は68年2月23日生まれ、東京都出身の57歳。父は横山富雄元騎手、兄は横山賀一元騎手、長男は横山和生騎手、三男は横山武史騎手。86年に美浦・石栗龍雄厩舎からデビュー。同期には松永幹夫元騎手や熊沢重文元騎手がいる。JRA通算2985勝。GIは28勝。通算勝利数は武豊騎手に次いで歴代2位。また、JRAでは柴田善臣騎手に次ぐ年長ジョッキーとなる。
スプリンターズSのパートナーはテン乗りとなる
ダノンマッキンリーだ。24年のファルコンSとスワンSの覇者。折り合いが難しく、成績の波が激しいタイプだが、嵌まった時の破壊力は一級品。また、そういうタイプだからこそ横山典弘騎手とは手が合いそうだ。ちなみに藤原英昭厩舎の管理馬にJRAの重賞で騎乗するのは、14年のス
プリングSの
ダノンアンビシャス(14着)以来で11年ぶり。同じくGIは08年のジャパンカップダートの
サクセスブロッケン(8着)以来で17年ぶり。そういった意味でも要注目といえる。
これまで横山典弘騎手はスプリンターズSに23回騎乗。99年にブラックホークで初制覇を果たしたが、00年以降は17回騎乗して15年の
サクラゴスペルの2着が最高着順となっている。ここで自身が持つJRA・GI最年長勝利記録の更新となるか。熟練の技術で、勝利に導くことを期待したい。