スプリンターズS2025に出走予定のウインカーネリアン(24年6月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん)
ウイン軍団が22年ぶりのJRA・GI制覇なるか。(株)ウインが所有する
ウインカーネリアン(牡8、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)で初の
ビッグタイトル獲得を狙う。
(株)ウインはコスモヴュー
ファームの生産馬が募集馬の中心となっているクラブ法人。これまでに19年のクイーンエリザベス2世Cと香港Cを制した
ウインブライト、22年の香港ヴァーズ覇者の
ウインマリリンなどの活躍馬を送り出してきた。JRAの重賞は14年から24年まで11年連続で勝利中。ただ、同じくGIとなると03年のNHKマイルCのウインクリューガーが最後となっている。
スプリンターズSには
ウインカーネリアンが参戦する。スクリーンヒーロー産駒の8歳牡馬。22年に関屋記念、23年に東京新聞杯を制覇。その後は惜しくも未勝利だが、何度も好勝負を演じている。とりわけス
プリント戦での安定感は素晴らしく、24年の高松宮記念の4着、今年のアルクオーツス
プリントの2着など、重賞を5戦して一度も掲示板を外していない。当然ながら8歳といっても衰えはなく、ここも十分に好勝負になるはずだ。
名コンビとなっている鞍上の三浦皇成騎手にとっても、JRAのGI制覇は悲願だ。
ウインカーネリアンが人馬一体となって勝利をつかみ取り、多くの出資者を喜ばせることを願いたい。