RRC北海道大会に出場するゴールデンシックスティ(撮影:高橋正和)
引退競走馬たちの馬術大会「RRC(Retired Racehorse Cup・引退競走馬杯)2025」の北海道大会が28日(日)に北海道・苫小牧市のノーザンホースパークで行われ、馬場馬術に
ゴールデンシックスティがエントリーしている。
同馬は父Medaglia d'Oro、母Gaudeamus、母の父Distorted Humorという血統。19年9月から21年12月までに香港4歳三冠や香港マイルを含む16連勝を果たし、史上初の3シーズン連続での香港年度代表馬に輝いた。通算成績は31戦26勝で、うちG1は10勝。「香港最強馬」として世界中に名を轟かせ、引退後は日本のノーザンホースパークで馬生を過ごしている。
海外G1馬が本大会に出場するのは初めての事例。大会には
ゴールデンシックスティだけでなく、
クリノガウディーや
アリーヴォ、
トゥラヴェスーラや
キングズレインなど数々の有名引退競走馬がエントリーしている。
◆引退競走馬杯
正式名称はRRC(Retired Racehorse Cup)で、
2018年度より実施されている。競馬界を引退した競走馬が乗馬、馬術で活躍する機会を設け、セカンドキャリアの形成、リトレーニング技術向上のほか、乗馬や馬術のファンを拡大することが目的。今年の北海道大会は27日(土)、28日(日)の2日間。初日に障害馬術、2日目に馬場馬術が行われる。