毎日王冠2025に出走予定のサトノシャイニング(今年6月撮影、ユーザー提供:レイナルドさん)
武豊騎手が
サトノシャイニング(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)で、毎日王冠(3歳上・GII・芝1800m)の10年ぶり4勝目を狙う。
同週の京都大賞典で同一重賞最多勝記録の9勝を挙げる武豊騎手だが、実は毎日王冠でも好成績だ。これまでに10回騎乗して、98年の
サイレンススズカ、14年の
エアソミュール、15年の
エイシンヒカリで勝利。通算3勝はC.ルメール騎手と並んで現役トップタイの数字となる。
今年のパートナーは
サトノシャイニングだ。今年のきさらぎ賞の覇者。続く皐月賞では幾らか早仕掛けになったものの、0秒4差の5着に奮闘した。そして前走の日本ダービーでは武豊騎手と初タッグ。序盤でジワッとハナに立ったものの、1角過ぎには行く気を見せた他馬に譲って番手から。迎えた直線、上位勢に交わされてからも渋太く踏ん張り、0秒4差の4着に食い下がった。結果的に2400mは少し長かった印象だが、それだけに価値ある内容。適距離の1800mに戻る今回は初の古馬相手でも大いにチャンスありだろう。
武豊騎手の毎日王冠参戦は16年に
ディサイファで6着に敗れて以来、実に9年ぶりとなる。全国リーディング首位争いを繰り広げている杉山晴紀調教師の管理馬での重賞初制覇もかかる一戦。その手綱捌きに要注目だ。