「
シリウスS・G3」(27日、阪神)
充実一途だ。重賞で好走を続ける
タイトニットがタイトル奪取を狙う。
祖母は07年ヴィクトリアM覇者
コイウタ。血統馬だが、デビューは3歳9月の小倉で、ラストの未勝利戦。14着に敗れた。その後、笠松へ移籍も、3連勝してJRAに再転入すると今春、素質が一気に開花。今野師は「準オープンを勝った時ぐらいからグッと良くなった。力強さ、迫力がさらに出た。だから迷わず、すぐに重賞へ、と。馬の良化具合が自信を持たせてくれた」と振り返る。
自信を胸に挑んだ重賞で(2)(5)着と好走。2走前の
アンタレスS勝ち馬は、次戦で帝王賞を制した
ミッキーファイトだから相手も悪かった。平安Sもスローのなか、外枠から外を回らされながら0秒3差の5着と中身が濃く、「前走はめちゃくちゃ展開が向いていないのにエグイ脚を使っている。かなりすごいなと思いました」と感心する。
前走556キロの超大型馬。4カ月ぶりが鍵だが「大きい馬で暑いのも強くないかなと思っていたけど、順調に過ごしてくれて元気に戻ってきた。思っていたよりもいい仕上がり。だいぶ素軽くなった」と満足げ。重賞初Vへ「阪神もコース的には合っている。ドスローだけは嫌だけど、ちょっと展開が向いてくれたら」と力を込めた。