ゴールデンジョッキーカップの表彰式。(左から)2位の戸崎圭太騎手、1位の矢野貴之騎手、3位の笹川翼騎手
園田競馬場で開催された。通算2000勝以上の騎手が腕を競う第32回
ゴールデンジョッキーカップが24日、園田競馬場で8、9、11レースで開催された。9レースの「エキサイティングジョッキー賞」を勝つなど45点を挙げた矢野貴之騎手=大井・フリー=が初出場で初優勝。賞金100万円を手にした。2位はJRAで元大井で活躍した戸崎圭太騎手、3位には大井の笹川翼騎手が入り、大井所属経験者3人で上位を占めた。
2レースが終了して矢野と戸崎がともに35ポイントで並び迎えた最終戦。
ナイスデスネ(牡3歳、西脇・長南和宏厩舎、父
エーシントップ)に騎乗した矢野は直線勝負に懸け、じりじりと伸びて5着を確保。戸崎が9着に終わったため総合優勝となった。
矢野は「本当に優勝できてうれしい。最終戦では圭太さん(戸崎)をぴったりマークしていました。圭太さんを追いかけてここまで来たし、これからも追いかけていきたい」と偉大な先輩をたたえつつも表彰台の中央で誇らしげに笑った。