【地方競馬】園田のGJCは大井の矢野貴之が総合優勝

2025年09月24日 17:55

 総合優勝を果たした大井の矢野貴(撮影・中山伸治)

 「ゴールデンジョッキーカップ」(24日、園田)

 地方競馬、JRAで通算2000勝以上の騎手による騎手招待競走「第32回ゴールデンジョッキーカップ」は24日、開催4日目の8、9、11Rで行われた。総合優勝は大井の矢野貴之、2位は大井からJRAへ移籍した戸崎圭太、3位も大井の笹川翼で大井出身者が上位独占した。

 8、9Rの2戦終了時点では、2、1着の矢野貴、1、2着の戸崎圭が同点で首位に並んでいた。11Rの道中は戸崎圭騎乗のモイルが6番手、矢野貴騎乗のナイスデスネが7番手。「完全に圭太さんを意識して張り付いて、徹底マークした」と矢野貴。直線で馬群を抜け出したナイスデスネが5着、伸びを欠いたモイルが9着で、矢野貴に軍配が上がった。このレースを勝ったのは、笹川翼騎乗で4角先頭から押し切ったタンバブショウだった。

 初出場初優勝を果たした矢野貴は「信じられない。3人で表彰台に上がれたのは、大井出身者として誇らしく思う」と喜んだ。「ずっと圭太さんの背中を追いかけて頑張ってきた。最近はYouTubeを始めて、方向性が分からなくなっているが…」と憧れの先輩への感謝も忘れなかった。

 2位に甘んじた戸崎圭は「大井出身のメンバーで表彰台に上がれたのはうれしいが、もっと先輩を立ててほしい。2位は悔しいので、また来年頑張れれば。ベリーベリー、ソノダ」と雪辱を誓った。

 3位で2人より年下の笹川翼は冷静だった。「1戦目の11着で厳しいと思ったが、最後に勝てて良かった。イグナイターが所属する園田は南関の次にホームと思っている。大井出身の騎手で表彰台を固められたので、胸を張って大井に帰れる」と総括した。

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