西塚洸二騎手騎乗のホワイトオーキッドがゴール前抜け出す(カメラ・高橋 由二)
9月27日の阪神4R・2歳新馬(牝馬限定、芝1600メートル=16頭立て)は単勝5番人気の
ホワイトオーキッド(栗東・藤原英昭厩舎、父
キズナ)が好位から抜け出し、デビューVを飾った。なお、単勝1番人気だった
ポエティックデール(栗東・高野友和厩舎、父
ポエティックフレア)は12着に敗れた。勝ち時計は1分34秒6(良)。
前半5ハロン59秒5のよどみないペースを5番手から追走。直線入り口から手は動いていたが、追われるごとに脚を伸ばし、ラスト100メートルで先頭に立ってからも脚いろが鈍らず、2着に1馬身差の完勝だった。
騎乗した西塚洸二騎手は「ポテンシャルの高さは攻め馬で感じていたし、レースセンスもすごくよかった。これから、そのセンスを磨いていければ」と素質を高く評価。藤原調教師も「ここは勝ちにいったレース。しっかり仕上げたが、420キロほどで体がないなか、よく耐えてくれた。クリアできたのは、精神面がしっかりしているから。将来は桜花賞を目指していきたい」と先を見据えていた。