デビューVを飾ったギリーズボール(左)(カメラ・荒牧 徹)
9月27日の中山5R・2歳新馬(芝1600メートル=16頭立て)は、1番人気の
ギリーズボール(牝2歳、美浦・手塚貴久厩舎、父
エピファネイア)が、単勝1・6倍の断然人気に応えて初陣を飾った。勝ちタイムは1分35秒8(良)。
ゲートを出ると序盤から手綱を動かして10番手から。4コーナー手前から外めから徐々に加速を開始すると、最後の直線ではメンバー最速の上がり3ハロン34秒0の末脚を繰り出し、3/4馬身差をつけてゴールした。クリストフ・ルメール騎手は「スタートから
スピードを出してくれなかったけど1、2コーナーから手応えが良かった。直線ではいい瞬発力を使ってくれた。距離はぴったりですね。フットワークが良かったです」と喜んだ。手塚久調教師は「強い勝ち方でした。インコースがいい中で外、外を回ってシュッといい脚が使えました。距離はもう少し短くてもいいかと思っていたけど、マイルから2000メートルぐらいまでなら大丈夫だと思います」と見通しを語った。