「毎日王冠・G2」(10月5日、東京)
昨年の2冠牝馬
チェルヴィニアが、東京芝1800メートルから再始動する。今年初戦の京都記念は力を発揮し切れず9着。海外に矛先を向けたドバイシーマクラシックは6着と苦戦を強いられたが、ひと息入れて臨んだ前走しらさぎSではこの馬らしい末脚を見せて2着。徐々にかつての輝きを取り戻しつつある。
前走内容について太田助手は「久々のマイルにも対応して、桜花賞では結果が出なかった阪神コースで走ってくれた」と評価。4戦2勝と好相性の東京に舞台が移るが、「走りやすいコースですし、コース形態からもしっかり力を出せると思います」とうなずく。
夏場はしっかり充電し、9月上旬に美浦に戻った。1週前は美浦Wで
エポナ(3歳1勝クラス)を1馬身追走し、ラスト1Fは促されて6F81秒6-37秒9-11秒6。首差遅れたが脚さばきは力強く、帰厩後5本目の追い切りを順調に消化した。太田助手は「帰厩当初は体に余裕があって、プールを併用しながらしっかり乗り込んで500キロ台に絞れました。まだ体に余裕があるので、引き続き中身の濃い調教をしていければ。走りの
バランスは悪くないので」と過程を説明。「先々につながるような競馬をしてくれれば」と期待する。
同期の僚馬
レガレイラは2週前にオールカマーを貫禄勝ち。“W看板娘”
チェルヴィニアも続く。