10月19日(日)に京都競馬場、芝2000mで行われる3歳牝馬のGI、秋華賞。ここに出走を予定している
カムニャック(栗東・友道康夫厩舎)が今朝1日、レースに向けた2週前追い切りを行っている。
あまり馬の多くない時間帯にCWへ入場。以前の気持ちが高ぶりやすい面はほぼ見せなくなっており、落ち着いた走り。その中に
スピードと力強さがあるので、その走りはラップ以上にパワフルに見える。
道中は15秒台、14秒台のラップがちぐはぐになっているが、走り自体は折り合いを欠いているわけではない。だからこそ、3コーナーから4コーナーに入っていくところで
スピードに乗っているのだろう。最後の直線では他厩舎の普通キャンターが前方に走っていて、それを目標にしたわけではないだろうが、そこに向かってラップが速くなっていってフィニッシュした。
時計は6F83.6〜5F68.0〜4F53.5〜3F38.0〜2F23.4〜1F11.6秒。全体、終いともに前走時の2週前追い切りとよく似ている。前走時は休み明けということもあって3頭併せだったが、現状の
カムニャックにはそこまでの負荷は必要ないだろう。馬体も研ぎ澄まされてきた印象があり、1週前追い切りの動きも楽しみだ。
(取材・文:井内利彰)