13年 凱旋門賞 トレヴ(左)の加速になすすべ無く敗れたオルフェーヴル(左から3頭目)
凱旋門賞・仏G1(10月5日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)で、「ロンシャン競馬場の馬場状態は少なくとも軟らかくなる可能性が高い」と海外
メディアが報じた。
英国の競馬専門
メディア「レーシングポスト」は日本時間2日、パリロンシャン競馬場のコース管理責任者
シャルル・ド・
コルドン氏が「主要予報機関の予測を平均すると、金曜夜に3〜6ミリ、土曜朝にさらに2〜10ミリの降雨があり、レース開催となる土曜午後は乾燥状態となる見込み。凱旋門賞当日の降雨はなし。現時点の予報は今週前半の予測より降水量が少ない」とコメントしたと報じ、「ド・
コルドン氏が予測する2日間のペネトロ
メーター値3.9〜4.0は、ゴーイングスティック基準では『軟』に相当する可能性が高い」と雨の影響で馬場が柔らかくなる見込みとした。馬場の柔らかさの程度は「2013年に
トレヴが凱旋門賞を初制覇したときと同様のソフトなコンディションが予想される」と、
オルフェーヴルが2着だった13年と同様のコンディションだとした。
さらに、英国の
カルパナ、
エストレンジに関して「両馬とも過酷な条件への適応能力を示しており、関係者が期待を寄せる降雨は確かに到来する見込み」とした。
9月23日に公開された「スポーツ報知 馬トクちゃんねる」で
アロヒアリイ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父
ドゥラメンテ)とのコンビで挑むクリストフ・ルメール騎手=栗東・フリー=の凱旋門賞への意気込みを聞いたインタビュー内で、日本馬が凱旋門賞を勝つために「一番大事なことは馬場。重い馬場だったらチャンスが少なくなってくる」と馬場状態の悪化を懸念していただけに、重馬場への対応がポイントになりそうだ。