JBC指定競走、第65回姫山菊花賞が2日、園田競馬場のダート1700メートルに6頭(地元3、船橋2、大井1)が出走して争われ1番人気の
マルカイグアス(牡4歳、西脇・橋本忠明厩舎、父
マクフィ)が逃げ粘る
ヴィクティファルス(セン7歳、大井・藤田輝信厩舎所属、父ハーツクライ)を1馬身1/4差競り落として重賞6勝目を飾った。
「秋初戦でしっかり結果を出したい」と意気込んでいた鴨宮祥行騎手にとってもうれしい勝利。「直線相手がもうひと伸びすれば負けると思ったが、最後は底力を見せてくれた」とたたえた。
前走マーキュリーCに遠征した疲れが抜けるまで時間がかかり、白山大賞典からJBCクラシックに向かう予定を白紙にしてこの一戦にかけた。る橋本調教師は「(体調面は)ぎりぎり戻った感じだった。それでも南関東の馬に勝てたのは大きい」とホッとした様子。この秋最大の目標は園田金盃(11月27日・園田)。1歳年下の
オケマルを撃破し、来年はダート
グレードレースを中心に戦う青写真を描いている。