凱旋門賞・仏G1(10月5日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)で、クリストフ・ルメール騎手=栗東・フリー=とのコンビで挑む
アロヒアリイ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父
ドゥラメンテ)は内の4番ゲートでの出走が決まった。
4番枠は20年に
ソットサスが勝利した枠番。田中博調教師は「いい枠なのではないでしょうか。最初出てから、直線が長いとはいえ、内に越したことはないですからね」と力を込めた。また、週末に雨が降り馬場は重くなる見込みだが、
アロヒアリイはスクーリング済。田中博調教師はスポーツ報知で連載中の「輝く王へ」のなかで、「
プランスドランジュ賞で
クロワデュノールが勝った次の日、コースの試走のために、
アロヒアリイをパリロンシャン競馬場に輸送しました。私もスタート地点から丸々、歩かせてもらったのですが、正直、馬場はかなり重たかったです」「馬場悪化は十分にありえると思って馬をつくっています」と重馬場への対応も行っていると明かしていた。
アロヒアリイは父
ドゥラメンテ、母の父
オルフェーヴル、3代さかのぼると、サンデーサイレンス、ステイゴールド、シンボリクリスエスなど、日本競馬を支えてきた馬たちの名前がズラリと並ぶ。特に、母の父
オルフェーヴルは12年、13年の凱旋門賞2着という結果を残しており、「スポーツ報知 馬トクちゃんねる」ではルメール騎手の凱旋門賞への意気込みを聞いたインタビューに「日本近代競馬の結晶のような血統」などの声が寄せられるなど期待が高まっていた。