凱旋門賞が行われるパリロンシャン競馬場(カメラ・高橋 由二)
10月2日、凱旋門賞・G1が行われるパリロンシャン競馬場で、フランスギャロ(仏の競馬統括機関)による、報道陣への馬場公開が行われた。
好天が続いていたパリでは、9月24日を最後に雨は降っていない。2日のペネトロ
メーター(馬場の硬度測定器)の数値は「3.4」。日本で言えば稍重に近いような状態だ。
ただ、3日と4日に雨の可能性があるため、フランスギャロの
シャルル・ド・
コルドン氏は「凱旋門賞当日は3.9〜4.0の可能性があります」と話した。仮柵を外す内ラチから6メートルの「オープンストレッチ」は7月14日から使用しておらず、5日の凱旋門賞当日に使用する。その部分は芝が生えそろって、非常にいい状態に見える。
また、水はけの悪かった
フォルスストレート(偽りの直線)と呼ばれる部分では、水はけをよくするため、馬場に砂を入れるなど改善を図った。「これでパリロンシャンのどの部分も、同じ馬場になりましたとジョッキーは言っています」と
コルドン氏は胸を張った。
馬にとっては高低差のあるコースで、タフな戦いになる。「日本馬が勝つといいですね。でも、枠順が良くなかったみたいですね」と
コルドン氏。日本馬の奮起を期待したい。