「凱旋門賞・仏G1」(5日、パリロンシャン)
今年も日本勢の悲願はかなわなかった。レース直前に突然の雨が降り、大外枠から好スタートを切った
クロワデュノールが2番手のポジションから運び、途中からは先頭に立って直線へ。しかし、最後の直線に入ると馬群に沈んだ。最内から
ビザンチンドリームも懸命に脚を伸ばすが、抜け出したのは
スミヨン騎乗の
ミニーホークとバルザローナ騎乗のダリズ。2頭のマッチレースとなり、ゴール前でわずかにダリズが競り勝った。3着は
ソジー。結果的にゲート番の1から3番までの馬で上位を独占した。
ビザンチンドリームが日本馬の最先着となる5着に健闘したものの、
クロワデュノールは14着、
アロヒアリイは16着に敗れた。昨年までで日本馬延べ35頭が挑戦してきたが、1999年エルコンドルパサー、2010年
ナカヤマフェスタ、12、13年
オルフェーヴルと4度の2着が最高だった。日本馬3頭はいずれも前哨戦を制して臨んだが、欧州の壁は今回も高かった。