◆第68回スワンS・G2(10月13日、京都競馬場・芝1400メートル＝1着馬にマイルCSの優先出走権)

　ショウナンザナドゥ(牝3歳、栗東・松下武士厩舎、父キズナ)が重賞2勝目のチャンスだ。初の芝スプリント戦、初の古馬相手だったセントウルS5着。序盤はペースの違いに追走に苦しんだ部分はあったが、直線は内からしぶとく脚を伸ばした。

　「1200メートルの一線級を相手にしまいは来ました」と評価した池添謙一騎手。前走の内容から、報知杯フィリーズレビューで重賞制覇した距離への1ハロン延長も好材料で、フルにスピードを生かせる斤量53キロも魅力だ。

　「体が増えていたのも良かったと思います」と鞍上が言うように、春は馬体重の維持に苦しんだ面もあったが、14キロ増だった前走はデビュー後、最高体重の452キロとボリュームアップした。開幕週で内枠、前有利のトラックバイアスだった先週の京都コース。枠順も含めて、しっかりと結論を出したい。