秋の東京2週目は恒例の3日間開催。メイクデビューは計7鞍が組まれている。
イクイノックスの全妹など各厩舎の血統馬がスタンバイしており、それぞれの初陣に注目だ。
【10月11日(土) 東京芝1600m】
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ボニープリンス(牡、父
レイデオロ、母ルージュバック、美浦・大竹正博厩舎)
マンハッタンカフェ産駒の母は重賞4勝の他、オークス2着など活躍した。叔父には
ポタジェ(大阪杯)がいる。「まだ体つきが幼いけど、デビュー前としては時計的にも十分に動けている。今のところ、気性面の問題はない。血統的にも期待しています」と大竹正博調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
【10月11日(土) 東京ダート1600m】
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マクリール(牡、父
ロードカナロア、母アイリッシュシー、美浦・手塚貴久厩舎)
キャリックアリード(スパー
キングレディーC2着)、
タイセイカレント(サウジアラビアRC2着)の半弟。「そこまで目立つ時計は出ていないけど、一生懸命に走るタイプ。ひと追い毎に動き自体は良化している。素直だし、競馬に行っても真面目に走ってくれると思います」と手塚貴久調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
【10月12日(日) 東京芝2000m】
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イクシード(牝、父
キタサンブラック、母シャトーブランシュ、美浦・木村哲也厩舎)
国内外でGIを6勝した
イクイノックスの全妹。母(
マーメイドS)と半兄の
ヴァイスメテオール(ラジオNIKKEI賞)も重賞を勝っている。「華奢な牝馬で芯が入り切っていないけど、長めから行っても余力のある動きができている。いかにも広いコースで長く脚を使いそうなフットワークをしています。まだ色々と課題があるので、しっかりと修正していきたい」と太田調教助手。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
【10月13日(祝) 東京芝1600m】
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スカイドリーマー(牝、父
コントレイル、母フォローアドリーム、美浦・木村哲也厩舎)
祖母が米G1馬。母の兄姉も米G1を勝っている。半兄の
ティニアは現4勝を挙げ、芝の短距離路線で活躍中だ。「ボリュームのある体つき。追い切りでも余裕を持って動けている。ポテンシャルを感じさせます」と太田調教助手。鞍上は三浦皇成騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)