7月の川崎で行われたスパー
キングレディーCで交流重賞初制覇を飾り、レディスプレリュードで4着に敗れた
フェブランシェ(牝5歳、大井・藤田輝)が、牝馬限定のBCフィリー&メアス
プリント・G1(米
デルマー、ダート1400メートル)に出走予定であることが9日、明らかになった。所属するキャ
ロットクラブがホームページで発表した。鞍上は吉原寛人騎手(41)=金沢=が引き続き務める。
同馬は父
リアルスティール、母マイティースルー(母父クロフネ)の間に誕生した芦毛馬。美浦・黒岩厩舎からデビューし、2戦目に初勝利を挙げた。JRAで3勝を挙げ、昨年秋に大井の藤田輝厩舎に転厩。同厩舎所属初戦となった初戦の大井シンデレラマイルに勝利し、前々走のスパー
キングレディーCで交流重賞初制覇を飾っていた。
7日のレディスプレリュードで1800メートルの距離に限界があると感じたため、同じ距離のJBCレディスクラシック(11月3日・船橋、ダート1800メートル)よりも、最もこの馬が力を発揮できる1400メートルの牝馬限定戦であるBCフィリー&メアス
プリントを目指すことが決まった。BC主催者からの輸送補助、NARからの補助もあり、実質招待レースに近い形での遠征が可能となる見通しだ。
藤田輝信調教師の話「前から話があったので、いつでも行けるように準備はしていました。15日に小林牧場(千葉県印西市)の出国検疫に入って22日に出国します。現地では吉原寛人騎手がレースまで付きっ切りで調教に乗ってくれるのはありがたいです。今回は48時間の着地検疫も
デルマー競馬場の同じ馬房で、こっちの厩務員もついたままできるのはありがたいです。
マンダリンヒーローで2度経験させてもらっているので、海外競馬の落とし穴は分かっています。とにかく馬の力を最大限に出せるように調整していきたい。今の
フェブランシェなら世界でも通用すると思っています。ここは譲れないですね。応援よろしくお願いします」