バルセシート(左)がデビュー戦V(カメラ・高橋 由二)
10月13日の京都6R・2歳新馬(芝1600メートル=15頭立て)は、北村友一騎手が乗った3番人気の
バルセシート(牡2歳、栗東・松下武士厩舎、父
キズナ)が中団待機から直線で鋭い末脚を繰り出し、悠々と抜け出した。3馬身半差の2着は2番人気の
アロハ(松山弘平騎手)。さらに2馬身差の3着に5番人気の
パウワウビート(岩田望来騎手)が入った。勝ちタイムは1分33秒6(良)。
松下厩舎に所属しG1レースで活躍した
レシステンシアが半姉で、19年の阪神JFを勝った時の鞍上は北村友騎手。「調教の感じでは、いい意味で遊びがあって、悪い意味で言うと集中力がないという走りでしたが、今日は4コーナーから直線でスイッチがオンになってくれて、いい走りを見せてくれました。良かったと思います」と鞍上は振り返った。
松下調教師は「ほっとしました。いい意味での道中での遊びもありましたし、本当に切れましたね。ジョッキーと相談して今後を決めていきたい。いい勝ち方でした」と喜んだ。