北海道・日高町の「Yogibo
ヴェルサイユリゾート
ファーム」が、第4厩舎の建設と放牧地の環境整備を目的とした新厩舎プロジェクトのクラウドファンディングを開始した。
本プロジェクトは、競走馬として活躍したのち引退を迎えた馬たちが、安心して余生を過ごせる環境を整えることを目的としており、第一目標金額5000万円、最終目標金額7000万円で支援を募っている。集まった資金は、厩舎の建設費、牧柵などの放牧地整備、牧場入口の道路工事費、その他の運営経費などに充てられる予定だ。
クラウドファンディング開始からすでに約480名を超える支援者が集まり、1000万円以上の支援金が寄せられている。支援者へのリターンとしては、ぬいぐるみなどのオリジナルグッズなどの返礼品、施設への名前掲載、牧場での特別体験などが用意されている。
代表の岩崎崇文さんは次のようにコメントしている。
「私たちが目指す、引退馬を"支援する"ではなく、引退馬と一緒に楽しく、馬と人とが幸せに共生できる社会に向けて、常にチャレンジし続ける毎日ですが、このチャレンジは皆さんなしには進めません。高い壁を越えたと思うと、また新たな高い壁が現れますが、皆さんとなら乗り越えられると信じています。引退馬との未来を一緒に作りましょう。応援よろしくお願いします」
ヴェルサイユリゾート
ファームは、これまで
ローズキングダム、タニノギムレット、
オジュウチョウサンをはじめ、Yogiboのクッションとの共演で話題を呼んだアドマイヤジャパンなど、多くの競走馬を受け入れてきた。テーマに掲げるのは「馬と人とが共生する未来」。クラウドファンディングは現在READYFOR上で公開中で、募集は2025年12月28日(日)午後11時までを予定している。
19日には東京・二子玉川
ライズにてYogiboと「Yogibo
ヴェルサイユリゾート
ファーム」は特別イ
ベントを共同開催。一般財団法人TAW協力のもと、引退競走馬の余生や支援の取り組みを広めることを目的に、「人と馬をつなぐ」テーマが感じられる催しを予定している。会場には
ヒルノダムールと
ダンカークが登場するほか、グッズ販売やYogiboソファ体験も行われる。