◆秋華賞追い切り(16日、栗東トレセン)
牝馬3冠最終戦、第30回秋華賞・G1(19日、京都)の出走馬18頭が16日、確定した。きょう17日に枠順が決まる。
レジェンドを背に折り合いもスムーズにラストまで加速した。
エリカエクスプレスは栗東・坂路を53秒2―12秒0。しっかりと折り合い、気持ち良さそうに駆け上がった。「思ったより乗りやすかった。もうちょっと引っかかると思ったけどね」と武豊が初コンタクトを好感触で終えた。
「競馬では分からないけどね」と、指摘したように、燃えやすい気性面に課題を抱える。だが、フェアリーSをレースレコードで制したように、爆発力も魅力だ。「フェアリーSがめっちゃ強かったし、時計も良かった。持っているポテンシャルは高いと思うし、出せれば楽しみはありますよ」と鞍上。前走の京成杯AHは11着に大敗も0秒5差と大きくは負けていない。「変わり身があってもいいと思う。
エクスプレス(快速)という名前通りの脚力を見せたい」と杉山晴調教師。
スピード全開で、ラスト1冠をつかみ取る。(戸田)