◆第27回東京ハイジャンプ・JG2(10月19日、東京競馬場・芝3110メートル、良)
19日の東京9R・第27回東京ハイジャンプ・JG2は、1番人気に推された
ジューンベロシティが
エコロデュエルとのマッチレースを鼻差で制し、2連覇で重賞6勝目を飾った。
スタートはひと息だったが、挽回して好位で迎えた最後の直線は末脚を伸ばすJG1馬との首の上げ下げに。わずかに前に出たところがゴールだった。歴代最多タイの障害重賞26勝目となった高田は「余裕を持って勝てると思ったが、かなりの脚で来られたので相手も強かった」と春の王者をたたえつつ、「充実期を迎えているし、これからもジャンプ界を引っ張っていってくれると思う」と相棒の強さへの信頼を口にした。
東京の重賞に限れば4連勝の舞台巧者。武英調教師は「東京だったら踏ん張るね。今年は出来がすごく良さそう。週明けの様子や騎手とも相談して今後は決めたい」と中山大障害・JG1(12月27日、中山)参戦に含みを持たせた。(浅子 祐貴)
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ジューンベロシティ 父
ロードカナロア、母アドマイヤサブリナ(父シンボリクリスエス)。栗東・武英智厩舎所属の牡7歳。北海道浦河町・
ヒダカフアームの生産。通算41戦10勝(うち障害19戦8勝)。総獲得賞金は3億6335万7000円(うち障害3億3024万2000円)。主な勝ち鞍は東京ジャンプS・JG3(23〜25年)、阪神ジャンプS・JG3(23年)、東京ハイジャンプ・JG2(24年)。馬主は吉川潤氏。