◆第14回アルテミスステークス・G3(10月25日、東京・芝1600メートル)=21日、栗東トレセン
函館の新馬戦をレコード勝ちで制した
マルガ(牝2歳、栗東・須貝尚介厩舎、父
モーリス)は全休日明けのこの日、坂路をキャンターで駆け上がった。
1週前はレースで騎乗する武豊騎手を背に、坂路を単走。初戦は行かせたような逃げ切りVだったが、しっかりと折り合い54秒4―12秒2を馬なりでマーク。騎乗した武豊騎手も「夏よりも落ち着きが増したと思います」と好感触だった。
非凡な才能を見せる白毛馬だが、洗い場で洗濯機の音に驚くなど怖がりな面も持つ。今回は函館での在厩だった新馬戦とは異なり、初の輸送競馬となる。野本厩務員は「北海道への(放牧の)輸送は慣れているけど、輸送してどうなるか。着いてから(飼い葉を)ぜんぜん食わん馬もいる」と懸念点を示唆した。